
小中学部 放課後のお習字
猛暑日が続く6月のアルザス、ストラスブール。 この日の放課後、ボランティアの保護者の指導のもと、小中学部の子供たちが全国書画展覧会へ出品する為の作品を仕上げていきました。 普段は月に一回、水だけで書く練習ができる便利な水習字で練習をしていましたが、本日は墨汁を使用した本番で...
本校では、日本の伝統文化を学べるような活動を取り入れています。
その一例をご紹介します。
茶道指導者でお茶のデモンストレーションも行っている保護者の企画・指導のもと「茶道体験教室」を開催しました。
茶道具の説明、煎茶と抹茶の違い、お菓子とお茶のいただき方など、お茶の作法で大切なことを教わった後、手作りのお菓子とお茶をいただきました。
美味しいお菓子とお抹茶をいただいた後は…
今度は自分たちがやってみる番です!
「お母さんにお茶を点てよう」という企画で、教わったことを実践しながら、心を込めて点てました。
『茶の湯の世界』に触れる貴重な機会になったと共に、相手を思いやる心を教わった「茶道体験教室」でした。
茶道の企画・指導を行った保護者が、子供たちのために用意してくれたのが『どら焼き』
あんこから全て手作りという心のこもった美味しいお菓子でした。
抹茶を飲むのは初めてという子供もいたので、苦くて飲めない子がいるかな?と思いましたが、そんな心配はいりませんでした。
優しい甘さのどら焼きを口にした後にいただくお茶は格別だったようで、「おいしい~!」という弾んだ声も聞こえました。
大切なお茶碗を割らないかしら…?とハラハラしながら見守る保護者の心配をよそに、とても楽しそうな子供たち。
初めて体験することばかりで興味津々といった様子。
最後には、保護者全員が「手作りどら焼き&わが子の点てたお茶」をいただき、想い出に残る素晴らしいひとときになりました。
茶道体験にあわせて、補習校の講師の先生方からも教わったことがあります。その一例を挙げますと… 小学1年生の子供たちは、「おちゃ」と書くときの小さい「ゃ」の書き方を習いました。日本語は、縦書きと横書きで小さい「ゃ・ゅ・ょ」を書く場所が違いますよね。美味しい”おちゃ”を飲みながら教わったので、しっかり頭に入ったことでしょう。
高学年の子供たちが教わったのは、「あずきの作り方」や「四季折々の和菓子」について。美しい和菓子が紹介された『和菓子のほん』を見ながら、旬の素材を使ったお菓子や季節を楽しむ和菓子について知識を深めました。
このように補習校の子供たちは、熱心に指導してくださる先生方と、保護者の全面的なサポートにより、日本にまつわる様々なことを学んでいます。今回の茶道体験でもいえることですが、海外生活の中で仲間と共に日本の伝統文化に触れたり、体験する機会があることは本当に有り難いことです。
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